こちらのモノクロの写真を見て、どんなことを思いますか?
会員からは、「うらじろ」「シダ」という植物名が出るとともに、「遠くから見るとシマウマのようだ」「縦にしてみたら違う印象」「近くで見るのと、遠くで見るのとでは、また違う」と、いろんなコメントがありました。
デジタル研究会 代表の大山先生から、これらの意見を総括し、以下のような話がありました。
この写真について、連想ゲーム的にメモしてゆくと、化ける➡幻想➡夢想➡造形的➡イメージ➡連鎖となり、題名は『印象の連鎖』というのはいかがでしょうか。
また、写真の見方・感じ方について。
一般的には「好き嫌い」で写真を見ている人が多いように感じています。
「好き嫌い」で「見て楽しむ」というのは、言い換えれば
「頭で考えず、深く考えず、感情で見る」ことのように思います。
私的には
「好き嫌い」を越えて「気になる写真(見たくないけどちょっとだけ見て見たい)」ものを、見続けていくことで「わからないから面白い」と感じる写真が好きです。
例えると、ビールのように、「初めはうまくない(苦い)けれど、飲むうちに深みにはまってゆく」もの。
離乳食のように、噛み砕いてわかりやすくものは、すぐに飽きがくるように思います。
結論は、解らないもの、難解なもの、そういったものを背伸びしながら見ようとすることが大切なのではないのでしょうかね。