海軍山戦後71年の記憶

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海軍山戦後71年の記憶

平成28年8月1日RCC中国放送制作「News6」キャスター小林康秀・アナウンサー河村綾奈による「原爆投下を目撃した山の施設」がロケされ、8月4日放映されました。
出演者:ふるさとの里山を守る会
協力:西志和まちづくり自治協議会
解説者:事務局 平原昭雄

左画像が海軍山全景

昭和20年8月6日広島原爆投下前後の状況が広島県保管資料から詳細が判明。その検証ロケが行われました。
画像はNEWS6放送画像

中野村聴測照射所は、平原登山口から1500m、約1時間登った所、大谷山(通称海軍山海514m)にあります。

ロケ隊が頂上目指して登っているところです。

見学第1エリア施設№1聴音機跡
要員3名、大型マイクで敵機の爆音で敵機襲来を探知。各部署に伝達。

第1エリア施設№1聴音機跡
解説画像

第1エリア施設№3司令棟跡
各種情報の授受伝達、指令を行った。

第1エリア施設№3司令棟跡
第2次世界大戦開戦から終戦を経て、74年の歳月に耐え、今も私たちに平和の大切さを「戦争の生き証人」として語りかけています。

第1エリア施設№3司令棟指令室跡
監視所全体を統括。前方小部屋2室が通信室。

第1エリア施設№3司令棟通信室跡
敵機襲来時、広島司令部、呉鎮守府等に電話伝達。
8月6日原子爆弾投下の状況は、次画像の通りです。

中野村探照灯台広島原爆投下目撃
記録。8月6日午前8時17分先頭B29爆撃機から自動計測装置付き落下傘3個降下。一個は開かず落下。

旧呉海軍警備日誌
8月6日原子爆弾投下前8時14分西条方向から大型機B29目撃情報。

旧呉海軍警備日誌
B29爆撃機高度1800m目撃状況。

旧呉海軍警備日誌
8時15分原子爆弾炸裂。当監視所目撃時刻は8時17分ごろとなっている。時刻の差があるのは当時はアナログ時計のためと思われる。

旧呉海軍警備日誌
なぜか警報発令は出ませんでした。
一瞬にして広島市街消滅。14万人の命が失われました。

ふるさとの里山を守る会では、
海軍山の山道の整備や歴史的建造物、遺構の保存活動を通して後世に「平和の大切さ」を伝えます。