2015年度第3回年輪の会研修会の報告

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2015年度第3回年輪の会研修会の報告

2015年11月8日PM1:00~4:30荏原保健センター2F多目的室に於いて、2015年度第3回
年輪の会研修会が実施されました。講師は福島県立医科大学・会津医療センター・
精神医学講座 特任教授 丹羽 真一先生 演題は「やさしい統合失調症の自己管理」
でした。参加人数は雨天の為か17名と少なかったのですが、皆、非常に熱心に当事者
にとってとても有意義な講演を最後まで聴講しておりました。

講演内容はSDM(Shared Decision Making)に沿った治療同盟の考え方。統合失調症の
経過、発症メカニズム、機能・形態障害、認知機能障害の実態、ドーパミン仮説・
グルタミン酸仮説、から治療ゴールとしてリカバリーを目指す総合戦略、薬物療法
として抗精神病薬のはたらき。心理社会療法として、アドヒアランス不良と再発、
幻聴と抗精神病薬。脆弱性-対処-力量モデル。SST症状自己管理モジュール。
リカバリーをめざす総合戦略。等の各項目について詳細に講演して下さいました。

講演開始前の様子。

Nikon D7200+AF-S DX NIKKOR
16-80mm F2.8-4E ED VR

丹羽先生の講演が始まり熱心に
聴講する。

統合失調症の陽性症状、陰性症状、不統合症状の説明。

心理機能の障害-認知機能障害
の説明。

ドーパミン仮説・グルタミン酸
仮説の説明。

ドーパミン神経経路と陽性症状。

抗精神病薬に拠るPET画像の
改善。

長期寛解状態の患者の薬剤中断に
よる再発率

精神疾患治療と当事者主体

神経認知機能から機能的転帰を予測する。

認知矯正法の脳機能、認知機能、
社会的機能への影響。

精神疾患患者に訪問看護を提供している精神科病院および訪問看護
ステーション数の推移。

精神障害をもつ人々の地域への
移行。

講演の後に質疑応答の時間が有った。

会場からの質問の様子。