2016年年輪の会第2回研修会の報告。

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【これは旧サイトから移行したデータです】

2016年年輪の会第2回研修会の報告。

9月4日、品川区保健所長兼健康推進部長の西田みちよ先生を迎えて、研修会が行われました(荏原保健センター多目的室)。参加人数:13名
 先生は内科専門ということで、テーマは「精神障害と生活習慣病」です。メタボリックシンドロームから始まり、飲酒や喫煙の弊害、精神疾患との罹患率の多さ等が話題になりました。
 終了後、質疑応答が行われ、抗精神病薬で食欲が増し太ったけれど、犬の散歩で痩せたという話が出ました。健康とは病気が無い事ではなく、疾患を持っていても、それに立ち向かって生きていけることだという言葉と共に和やかな雰囲気で終了しました。

肥満指数 BMI
 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

このとき、計算機の音が後ろから・・。

喫煙
 実は、受動喫煙の方が害が大きい。
乳幼児突然死も。
 抗精神病薬はニコチンの快感受容体が低下するので、量が多くなってしまうそうです。

統合失調症患者と一般住民のメタボ罹患率を比較しました。
 約12%増。

統合失調症患者における2型糖尿病の発生率を各国で比較したもの。
日本では、一般5%に比べ15%。
なぜかドイツでは一般人の罹患率が高い。ビールを飲むから?

メタボリスクの表。
なんと、脂質異常症は5倍!
抗精神病薬は食欲を増進させる。

第2世代抗精神病薬を服用した統合失調症患者のメタボ合併率は、投与前の約6倍(投与3年後)。

さらば、生活習慣病(生活改善10か条)。
運動、禁煙、バランスの良い食事(野菜を食べよう)、歯磨き、睡眠・・。
 わかっちゃいるけど~。
禁煙なら「禁煙外来」があります。成功例多し。

ヘルスプロモーション概念図。
「健康は毎日の生活の資源であって、それ自体が人生の目的ではない」WHO(世界保健機関)。
ソーシャルキャピタル-
地域でのつながり、信頼がある程、個人の健康度は高い。

最後に、賛助のボスから保健所のボスに花束贈呈。
賛助ボスは先輩だそうです。