【広島湾の水中散歩】オコゼのお話

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こんにちは!うみうし大好きダイバーのみゆきママです。

今日はオコゼ(オニオコゼ)のお話です。

広島湾を潜っていると、岩陰や泥の中で、じっと身をひそめているオニオコゼをときどき見かけます。背びれに毒棘がついているため、近づいてはいけない要注意の魚です。

ところが、先日、小黒神島でダイビング中のことです。
ウミウシの撮影に夢中になって、きちんと確認せずに岩場に手をついたら刺すような痛みが! ・・・手の下で、周りの岩と同化しているオニオコゼがギロリっとにらんでいました。
「やってもーたっ!」と思ってもあとの祭り。左手の人差し指を刺されてしまいました。

《オコゼに刺されたときの対処①》
  刺された所から、毒を含んだ血をできるだけ絞り出す。
《オコゼに刺されたときの対処②》
  熱に不安定な毒なので、お湯(50~60℃くらい)に浸ける。

最初はズキズキした痛みでしたが、しびれるような痛みに変わり、左手全体がぷっくりと腫れてしまいました。「痛い痛い」と言いながらも、昼食をしっかり食べ、もう一本ダイビングしました。そして、夕方に、病院に行って薬を処方してもらったおかげで、数日で腫れも痛みもほぼ引きました。

ところで、オコゼに刺されたときの痛みは「おとなが泣きながら医者に駆け込むほどの痛み」なんだそうです。ダイビングインストラクターの方の話でも、男性は、蒼白になって気が動転する人が多いそうです。一方、女性は冷静に行動する人が多いそうです。
この男女差、なかなか興味深いですね。

皆さんも、オコゼにはくれぐれも注意して下さいね!! 

岩肌にじっと身を潜めているオニオコゼ。どこかわかりますか?