【広島湾の水中散歩】2.カエルアンコウのお話

アイキャッチ: 【広島湾の水中散歩】2.カエルアンコウのお話
 

こんにちは!うみうし大好きダイバーのみゆきママです。

今日は、広島湾を潜るダイバーたちに大人気の魚・カエルアンコウのお話です。岩場や砂底で、海草の陰に身を潜めてじっとしているカエルアンコウの姿を発見したら…、ダイバーたちは大興奮っ!!です!

カエルアンコウは、アンコウ目カエルアンコウ科に属する魚で、泳ぐことがほとんどできません。前足のような胸びれと腹びれで岩の上に踏ん張っています。餌も、自分から捕りに行きません。じっとしたまま、頭にある疑餌(ぎじ)のついた突起をヒラヒラさせ、本物の餌と勘違いして寄ってきた小魚や甲殻類をパクリといただきます。

愛嬌のある姿や疑餌をヒラヒラさせる様子が、なんとも可愛くて見飽きることがありません。広島湾でよく見られるのは、オレンジの体色の通称「オレ子ちゃん」。オレンジ色の子という意味です。他にも黄色や乳白色の個体、虎模様の個体を見ることができます。

6~7月に、カエルアンコウは産卵の時期を迎えます。パンパンにお腹が膨らんだメスを、今年も観察することができるでしょうか? 楽しみです。

斜め後ろの姿をパチリッ!

驚かさないように上からそ~っと観察中。