活動報告一覧

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  • 【広島湾の水中散歩】13.ヒロウミウシのお話

    こんにちは!うみうし大好きダイバーのみゆきママです。 10月下旬に入り、広島湾の水温が少しずつ下がってきました。先日潜ったときには、ミニチュアサイズのアオウミウシを数匹発見! 餌をモグモグと食べている様子から、しっかり育っているようです。他の種類のウミウシも少しずつ観察され始め、ウミウシシーズンがそろそろ開幕?! 週末にウミウシたちに会えるのを楽しみに、仕事を頑張ってるところです。 この時期から、岩場を注意深く観察していると、ピンク色の点が貼り付いていることがあります。一見、ピンク色の花のようですが、「ヒロウミウシ」と呼ばれるウミウシです。ネコジタウミウシ科・イバラウミウシ属のウミウシで、数mmと小さくて丸いのが特徴です。ピンク色のコケムシを餌にしています。 イバラウミウシ属の属名の由来は、「トゲの多い」「針がある」という意で、その名の通り突起が並んでいます。突起は先端になるにつれて、白くなっていきます。一方で、触角と鰓(えら)は先端はピンク色のままなので、突起と区別がつきます。・・・とはいえ、なんせ数mmの個体。写真を拡大してようやく判別可能、といったところです。 これから寒い時期に突入しますが、冷たい海の中でヒロウミウシを見つけるとほっこりした気分になります。クリスマスにはヒロウミウシを輪っかに並べてリースを作りたい誘惑にかられますが、ダイバーは水中生物を勝手に移動させてはいけないので、もちろんそんなことはできません。。。

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  • 真宮島清掃

    北風の強い10月17日午後2時から約1時間真宮島(道の駅サザンセトとうわ付近)海浜清掃を行いました。波打ち際には木切れ、プラ製品がびっり漂着している状態。プラ製品を拾い、木切れは一か所に集め後日現地で焼却予定。この日は44名参加、45ℓのゴミ袋24袋その他、袋に入らない漁業用発泡スチロール約10個。これらは町役場により回収。 参加者には、道の駅提供の感謝券(ソフトクリーム50円割引券)を今回初めて配布。 この日、日曜日であったため参加者のうち子供達や観光客も目立ちました。

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  • 【広島湾の水中散歩】12.ミヤコウミウシのお話

    こんにちは!うみうし大好きダイバーのみゆきママです。 海水温は気温より1ヶ月遅れて変化するので、10月初旬の広島湾は24~25℃と水温はまだまだ高く、ウェットスーツで潜ることができます。一方で、この時期はウミウシの種類・個体数が少なく、1匹でも観察できればラッキー、まったく見つけることができず空振りの日もあります。 そんな中、先日「ミヤコウミウシがいっぱいの岩」を発見!単独でまったり移動中のミヤコ君、交接中(交尾中)のカップルたち、そして産みたての卵まで・・・見どころ満載。 これは、まさに・・・「ミヤコウミウシ・パラダイス~!!」 大興奮のひとときを過ごすことができました。 ミヤコウミウシは、クロシタナシウミウシ科・クロシタナシウミウシ属に属しています。「クロシタナシ」は漢字で「黒舌無し」と書き、硬い舌歯を持ちません。ミヤコウミウシも同様です。餌にしているカイメンの表面に消化酵素を分泌して、柔らかくしてから吸い込むように食べます《1》。 華やかに広がる二次鰓(にじえら)と独特な色合いが魅力的なミヤコウミウシ、大きさは10cmほどまで成長します。ウミウシとしては大きい部類に入り、初心者でも観察しやすいウミウシです。

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  • 周防大島を美化ピカに島ショウ

    秋の穏やかな天候に恵まれた10月10日、立岩海岸において先日来の台風で漂着したプラゴミの回収を行いました。今回は木切れも沢山ある中を、それには見向きもせずに無数にあるペットボトル、発泡スチロールの破片、カキパイプ、中にはボウリングのボールまで。30分間、参加者16名で軽トラック山盛りになりました。この後はギターとフルートの海に関連した演奏で、暮れなずむ穏やかな安下庄湾をバックに疲れを癒してくれるひと時となりました。

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  • 【広島湾の水中散歩】11.シロウミウシのお話

    こんにちは!うみうし大好きダイバーのみゆきママです。 日本の代表的なウミウシといえば、まず最初にアオウミウシの名前が出てきます。 では、2番目は? ダイバーの方たちに聞くと、「シロウミウシかなあ」という返事が返ってきます。 シロウミウシは、イロウミウシ科ミスジアオイロウミウシ属に属します。アオウミウシ属のアオウミウシとは違う属に属しています(なんだか舌を噛みそうな文章ですね)。アオウミウシと同様に、主として浅瀬から水深10m付近に生息しています。 少し地味な色合いからか、アオウミウシの影になってしまっていますが、白地に黒の斑点。これは・・・まるで・・・「海のダルメシアン!」 と、思っているのは、私だけでしょうか? この黒の斑点は、数や形にかなりの個体差があるので、 「この子、可愛いっ!」 「う~ん、この子の斑点微妙・・・ブサ可愛い感じかしら。」 「この子の斑点は、私好みじゃないかも。」 などと、自分好みの個体を探し求めて一匹一匹じっくり観察して楽しんでいます。

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  • こども海洋環境教室

    秋晴れの三連休最終日。なぎさ水族館の飼育学芸員を講師に、こども海洋環境教室を開催。広島市、周南市、岩国市から4組9名の小学生が参加。磯にいる生物を見つけて調査票に記録し、点数付けした結果、「綺麗な海で、豊かさはやや乏しい」との判定。環境指標生物以外の魚やエビ、海藻など見つけ講師に名前を真剣に聞いていました。ケーブルテレビ、アイキャンの29日ニュースで放送予定。

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  • 【広島湾の水中散歩】10.アカヒトデのお話

    こんにちは!うみうし大好きダイバーのみゆきママです。 本日の主役のアカヒトデ、生物学的にはヒトデ綱アカヒトデ目ホウキボシ科に属する生物です。主食は貝類ですが、捕食しているところを見かけたことはありません。基本的に岩場に張りついて、じっとしています。 広島湾を潜っていると出会わない日はないと言うくらい、アカヒトデはポピュラーな生物です。写真映えしない容姿からか、スルーするダイバーがほとんどですが、じっくり観察してみると、これがなかなか可愛らしい生き物なんです。 《観察してて面白いところ》 ①人間味のある格好をしている。 星のてっぺんを頭、左右上側を両手、左右下側を両足、と勝手にイメージしながら観察していると、 「あ、この子は今、物思いにふけっているな」 「この子は、今、ラジオ体操やってるところに違いない・・・」 これは・・・もう、ピクトグラム? 妄想(もうそう)が膨(ふく)らみ、見飽きることがありません。 ②たまに四つ星・六つ星の個体がいる。 時折、五つ星でない個体を見かけることがあります。アカヒトデは再生力が非常に強く、腕が1本や2本取れてしまっても簡単に再生することができるので、六つ星アカヒトデは、再生の仕方を間違えて?1本増えちゃったのでしょうか。 四つ星アカヒトデは、逆にうまく再生できなかったのかな? このような場合、移動や捕食に影響がないのかも、気になるところです。 ヒトデなどの磯の生き物は、水族館のふれあいプールなどで観察したり触ったりすることができますが、機会があれば、実際の海中での様子も是非見てほしいところです。

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  • 海辺でひろったもので工作しよう

    台風の影響が心配されましたが、先日来の大雨の影響で海岸にも漂着物が沢山ありました。そんな中を夏休み中の子供達が沢山参加してくれて、プラゴミを拾い集めました。掃除後の工作イベントでは、浜で拾った色とりどりのカキ養殖パイプやシーグラス、漁網などでオリジナルの額や瓶詰めアートを一生懸命作り上げました。

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  • 【広島湾の水中散歩】9.スミゾメミノウミウシのお話

    こんにちは!うみうし大好きダイバーのみゆきママです。 ウミウシは、 「これしか食べないことにしております」 「住むなら絶対ここでございます」 と、こだわりの強い者たちが多く存在します。たとえば、赤いコケムシしか食べないミズタマウミウシ、ウミイチゴが群生するところしか住まないシロホクヨウウミウシ、などなど。。。 逆をたどれば、赤いコケムシが一面に生えている岩場を探せばミズタマウミウシ、ウミイチゴの群生を探せばシロホクヨウウミウシ、のように、ウミウシの特性を知っておくことがウミウシを探す鍵になります。 同様にして、広島湾のダイバーたちが「ウチワ」と呼んでいるソフトコーラルを探すと、濃い赤紫の地色に先端が白色のミノを纏(まと)ったスミゾメミノウミウシがいることがあります。 今年も早春から、水深15mのところにあるウチワを住処としたスミゾメミノウミウシが、ウチワの枝にせっせと卵を産みつけている姿を観察することができました。淡いピンク色の卵をクルクルクルっと、器用に枝に巻き付けていきます。 卵を産みつけている様子をじっくり観察するのも楽しいですが、ミノ(柔らかい棘のようなヒダで覆われている)系のウミウシの魅力は、なんといっても流れに翻弄(ほんろう)されるように揺れるミノです。その様子を動画を撮ってお見せしたいと考えていたところ・・・。 八月に入った途端・・・一斉にいなくなりました。卵も孵(かえ)ったようで、痕跡一つ残っていません。 孵った卵が成長して、再びウチワに戻ってくる日まで、しばしのお別れです。

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