【広島湾の水中散歩】7.アオウミウシのお話

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こんにちは!うみうし大好きダイバーのみゆきママです。

ウミウシという言葉を聞いて、真っ先に思い浮かべるのは、アオウミウシではないでしょうか。
ウミウシに興味を持つきっかけがアオウミウシだったという話もよく聞きます。広島湾を始め、日本の海では一番ポピュラーで、季節を問わず一年中観測されるウミウシです。

青色の体に鮮やかなオレンジ色の角(つの)と二次鰓(にじえら)、写真を撮るのに手頃な大きさ・・・などなど、ウミウシの魅力が凝縮されています。

広島湾では、あまりにもよく見かけるため、
「今日はアオウミウシしかおらんかった」
「ありゃー、そりゃ残念じゃったね~」
ダイビング後の船の上で、こんな会話が聞かれることも。

ところが・・・実は、このアオウミウシ、日本温帯海域の固有種、すなわち、本州でしか観察できないという、意外にも?レアなウミウシなんです。「日本のウミウシ」の著者である中野理枝氏によると、沖縄では観測例がないそうです。

また、同じアオウミウシ属の中には、伊豆半島だけで観測される種もあり、もしかしたら広島湾だけで観測される新種が隠れているかも??
夢と妄想が広がります。。。

広島湾でダイビングする機会があれば、アオウミウシを探してみてくださいね!

水引(みずひき)でできたウミウシストラップ。手作り品をお裾分けでいただきました。