【広島湾の水中散歩】8.スズメダイのお話

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こんにちは!うみうし大好きダイバーのみゆきママです。

暑い日が続きます。広島湾の海水温は、水面27℃~水底20m付近で23℃、シュノーケリングやダイビングにうってつけの季節です。
温かい水中では、いろんな魚たちが賑(にぎ)やかに泳ぎ回っています。その中の1つ、スズメダイはいっせいに群れをなして移動しており、水面近くでも観察することができます。

そしてこの時期は、単独で岩の上にじっとしているスズメダイもみかけます。このスズメダイはオスで、卵を守っているのです。

マクロ派ダイバーたちが、小さすぎてなかなかピントが合わないスズメダイの卵を何とか撮影しようとギリギリまで近くと、卵を守っていたオスはいったんサッと逃げていきます。しかし、再び舞い戻ってきて、卵の上でホバリングしたり、果敢(かかん)にもダイバーをツンツンとつついて威嚇(いかく)したりと、卵を守るために彼らも必死です。
※マクロ派ダイバー…水中の小さな生物に魅力を感じているダイバーのこと

「ごめんね、卵を捕るつもりはないのよ。ちょっとだけ写真撮らせてね。」
と、心の中で話しかけ、
「写真を撮らせてくれありがと~。」
撮影後は、心の中でお礼を言って、そっと離れます。

スズメダイの卵。卵の中に目ができているのがわかりますか?

スズメダイが群れていっせいに泳いでいるところです。思わず見惚れてしまいます。