移動販売 とくし丸とは
5月7日、「移動販売から見える地域課題」と題して、西條商事㈱とくし丸事業部の中本完(たもつ)さんの講演会を開催しました。このご時世、高齢者の単身世帯化、免許返納や地元商店の撤退という理由で「買い物難民」と呼ばれる人々が増えているなか、幸いにも豊栄町の一部には、移動スーパー「とくし丸」が活躍されています。軽トラックの荷台に約400品目1,000点の商品を載せて個人宅の庭先まで入り込んでの対面販売。毎週顔を会わせることで、販売スタッフさんは、たまに会う親戚よりもお客さんの健康状態や暮らしぶりをよく把握することになるそうです。玄関の呼び鈴を鳴らしても出て来なかったり、何かおかしいなと気づいたら「見守り協定」に基づき社協や地域包括支援Cなどへ連絡するんだというお話もありました。「単にモノを売るのではなく、人とのふれあいを大事に、1日も長く住み慣れた家に住んでもらいたいという気持ちで仕事しています」と中本さん。「篤志丸」=「とくし丸」のネーミングの意味がよくわかりました。