被爆者の話を聞いて平和について考えましょう

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8月6日の心豊かなくらし会議講演は「平和について考えましょう」。講師は豊栄町在住の吉川勝子さん(82歳)です。講演のはじめに、吉川さんが3歳半の時に体験された原爆の記憶は、忘れかけた情景が何度も頭に浮かび忘れることが出来ないと告白され、続いて原爆が落ちて5日後の広島市三滝で吉川さんが体験された光景を私たちに伝えていただきました。やけどの人が横たわってあげているうめき声、生きている人の背中のやけどに湧いた蛆(うじ)、土手に積み重なった骨など、現代の私たちの暮らしでは想像する事さえ出来ません。原爆で罪のない人々が浴びた放射能は、たとえ命をとりとめても身体の中に残り続け、被爆者としていわれのない差別を受けられたそうです。「放射能は怖いけれど、理解の無い人の言葉はもっと怖い」「この地球に核兵器があってはならない」「子どももお年寄りも感謝と思いやりをもって隣にいる人と仲良くしましょう。そうすれば国と国との戦争は無くなります」と語りかけていただきました。最後に「機会があれば原爆資料館に行ってください」との言葉で講演を締めていただきました。