平成24年9月度活動報告

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【これは旧サイトから移行したデータです】

平成24年9月度活動報告

1)主なガイド活動

1-1)8月25日(土曜日)JR東日本東京総合車両センターで実施された「2012夏休みフェア」で観光協会ブースでのお手伝いに渡邊さん、井上さん、小出さんが参加しました。

1-2)9月22日(土曜日)原さんが、グリーンスマイルの方9名を品川神社から
品川船溜まりまで北品川宿コースで案内しました。

1-3)9月30日(日曜日)に予定されていた「品川宿宿場祭り」での屋形船による
ガイド案内は、台風接近に伴う潮位が高くなったこと、高潮警戒のため中止となりました。

2)観光案内所での案内

9月は、北品川観光案内所で延日数11日、延人数26名で、訪問客の案内を実施。

3)定例会

9月26日(金曜日)中小企業センターで9月の定例会を実施。9月のガイド活動報告及び10月のガイド案内担当者及び北品川観光案内所担当者を決めました。
尚、11月17日(土曜日)に予定されている品川区教育委員会主催の「文化財ウオークラリー」のコース説明がありました。

4)ネットでの史跡案内―第5回、品川神社―NO2-―

8月号に引き続き今月も品川神社を案内します。

 品川神社は、1187年(平安時代後期)の創建で、源頼朝が海上交通安全と祈願成就の守護神として安房国の州崎明神である天比理乃咩命を勧請したと伝えられる。北品川宿の鎮守様で「北の天王様」と呼ばれる。6月7日前後に行われる「北の天王祭」では、御神面をつけた神輿が、品川拍子に合わせて巡行する。なお、この御神面(国常立尊の面)は、徳川家康が奉納し、「天下ひとなめの面」とも云われている。境内には、上野東照宮の鳥居についで、都内では二番目に古い石造鳥居(1648年)や石造水盤(1648年)、石造灯篭(1648年)、備前焼狛犬1830年(江戸後期)や昇り龍・降り龍の石造鳥居(大正14(1925)年)などがあり、富士塚もある。東海七福神の一つで。「大黒天」が祀られている。

下の写真は、例大祭の日、「天下人なめの面」を飾った神輿をかつぎ神社正面階段を上る人々。祭りはこの時最高調に達します。

尚、品川神社とは特別な関係はありませんが、神社裏手には明治維新の功労者の一人である土佐藩の板垣退助のお墓があります。

右側が板垣退助、左側が夫人の
お墓。敷地は元東海寺の塔頭であった高源院が関東大震災の後
世田谷区に移転したが、品川をこよなく愛した板垣退助の遺言によりお墓はそのまま残されたもの。お墓の傍らに佐藤栄作元首相による「板垣死すとも自由は死せず」を刻んだ碑が建てられている

境内には、阿那稲荷上社、下社、御嶽神社、浅間神社、猿田彦道祖神社等が祀られているが、特に阿那稲荷下社は、「一粒一万倍」のもと、ここで硬貨を洗い持ち帰れば一万倍になって増えるということで参拝する人が絶えない。

上野寛永寺の石造鳥居に次いで
都内では2番目に古い石造鳥居。
下総佐倉藩主堀田正盛が慶安元年(1648)に寄進したもの。左の柱に慶安元年の文字が見られる。

備前焼でできている狛犬。
1830年の作品といわれている。

現在の本殿は、昭和39年(1964)に新築された。
本殿の左側に宝物殿があり、
家康より寄進された神輿、皇室の慶事のときに使われる千貫神輿、一般の祭礼時に使われる
神輿と合計3基の神輿及び「天下人なめの面」等の宝物が展示されている。普段は非公開。。

本殿右手にある神楽殿。
地元保存会により伝承されている神楽が毎年4月、6月に奉納されている。