眠れるボランティア人材【統計から考える品川の社会課題vol.2】

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★ボランティア、足りてますか?

 近頃、しながわすまいるネットでは「各団体からの募集」にボランティア募集の記事が目立つようになりました。地域活動の現場は得てして人手が足りないものですが、はたして区民の中に眠れるボランティア人材はいないのでしょうか。

 令和4年、東京都は「都民等のボランティア活動等に関する実態調査」を実施し、東京都に住む満15歳以上80歳未満の男女個人3,000人のボランティア活動に関する取り組み状況等についてアンケート調査を行いました。※

 調査によると、直近1年間でボランティア活動に参加しなかった人の割合は78.8%だそうです。悲観すべき数字に思えますが、この約8割のすべてが「ボランティアなど我関せず」と考えていた訳ではありません。

 同調査にて「参加しなかった」と答えた人に参加意向があったかどうかを聞いたのがこの円グラフ。「参加しようと思った」人は4.5%です。具体的な件数で見ると、この調査の有効回答数が3,000件、その中の78.8%、さらにその中の4.5%は約107件となります。
 3,000人の都民が居れば、107人の眠れるボランティア人材がいるということです。この数字は少ないのか、あるいは多いのか。みなさんはどう思いますか?

 107人の不参加の理由を見ると、時間的な余裕のなさや感染症の流行、健康上の理由が大部分を占めます。しかし、その次に来る以下の3つにご注目。
・参加方法などの情報が得られなかったから
・興味のある活動がなかったから
・参加のしづらさや抵抗感を感じたから
 いずれの理由も情報不足に起因します。時間や健康に関する理由に次いで、情報不足によってボランティア活動に二の足を踏む人が多いということです。


 ここで、この調査で言うところの「ボランティア活動」とはなんなのか、アンケートの選択項目を挙げてみましょう。
・町会・自治会の活動
・まちづくり・地域貢献のための活動
・子どもを対象とした活動
・スポーツに関係した活動
・高齢者を対象とした活動 etc.

 まさに、しながわすまいるネットにご登録いただいている地域活動団体のみなさんの活動全般です。他人事ではありません。



★ボランティア情報、足りてますか?

 しながわすまいるネットには、区民へ地域活動の情報を届けるためのさまざまな機能があります。
 投稿された情報はマップ上に集約され、ご近所の情報が一目でわかります。写真など交えた活動報告で普段の様子を知ってもらうことも、参加のハードルを下げるのに一役買うでしょう。投稿はインターネットに不慣れな方でも簡単。指定の項目通りに入力していけば、過不足ない募集情報を発信できます。

 情報にあふれているようで、意外とご近所のことは知らないこのご時世。しながわすまいるネットを「まちの掲示板」として活用してみてはいかがでしょうか。あなたの投稿が眠れるボランティア人材を起こすかもしれません。


※令和4年度都民等のボランティア活動等に関する実態調査
https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/chiiki_tabunka/chiiki_katsudo/kyoujo/0000000849.html