【広島湾の水中散歩】10.アカヒトデのお話
こんにちは!うみうし大好きダイバーのみゆきママです。
本日の主役のアカヒトデ、生物学的にはヒトデ綱アカヒトデ目ホウキボシ科に属する生物です。主食は貝類ですが、捕食しているところを見かけたことはありません。基本的に岩場に張りついて、じっとしています。
広島湾を潜っていると出会わない日はないと言うくらい、アカヒトデはポピュラーな生物です。写真映えしない容姿からか、スルーするダイバーがほとんどですが、じっくり観察してみると、これがなかなか可愛らしい生き物なんです。
《観察してて面白いところ》
①人間味のある格好をしている。
星のてっぺんを頭、左右上側を両手、左右下側を両足、と勝手にイメージしながら観察していると、
「あ、この子は今、物思いにふけっているな」
「この子は、今、ラジオ体操やってるところに違いない・・・」
これは・・・もう、ピクトグラム?
妄想(もうそう)が膨(ふく)らみ、見飽きることがありません。
②たまに四つ星・六つ星の個体がいる。
時折、五つ星でない個体を見かけることがあります。アカヒトデは再生力が非常に強く、腕が1本や2本取れてしまっても簡単に再生することができるので、六つ星アカヒトデは、再生の仕方を間違えて?1本増えちゃったのでしょうか。
四つ星アカヒトデは、逆にうまく再生できなかったのかな?
このような場合、移動や捕食に影響がないのかも、気になるところです。
ヒトデなどの磯の生き物は、水族館のふれあいプールなどで観察したり触ったりすることができますが、機会があれば、実際の海中での様子も是非見てほしいところです。
走ってます。
座ってます。瞑想中?
「大」の字で寝てます。
ロッククライミング。
六つ星アカヒトデ。