【市民協働のまちづくり活動応援補助金活用事業】
ひがしひろしま防災×まちづくりプロジェクト
私たちは、「災害に強いまちづくり」を実現するために外国籍住民と市民をつなぐ活動を企画する市民団体です。
平成30年7月豪雨では、西日本を中心に多くの犠牲者や甚大な被害が出ました。
自然災害時に発信される情報の多くは日本語であり、外国籍住民は情報弱者になる可能性が高いです。
そこで私たちは、外国籍住民と地域住民が災害発生前に「リスク・コミュニケーション」(災害、防災について話すこと)を行う機会を提供し
「もしも」の時に「だいじょうぶですか?」「いっしょに逃げませんか?」などと声をかけあえるようなつながりを生み出すことを目指した活動を行っています。
2021年4月から10月までに4回のイベント企画と3回のイベント実施(うち、1回は参加人数を満たさなかったため中止)を行ってまいりました。
このうち、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、対面でのイベントが実現したのは第4回だけとなりましたが、オンラインでのイベントを2回実施しました。
2021年10月30日に実施した初めての対面イベントでは、
感染対策を実施し、適度な距離感を取りながらも、楽しくコミュニケーションを行うことができました。参加者からも大変好評でした。
今後は感染状況を確認しながら、可能であれば感染防止対策を実施した上で対面でのイベントを企画してまいります。
また、イベントの企画実施以外にもSNSなどを通じて、外国籍住民の方にもわかりやすい防災情報の発信を続けて参ります。
次回イベントを知ってくださる方が増えること、また参加してくださる方が増えればいいなぁと思っております。
いつか必ず起こる大きな災害に備えて、みんなで話すこと。そして考えること。
赤ちゃん連れや高齢者、言語や様々なハンディキャップのある人、立場が違う人のことを知ること。
避難情報が出たとき、一人で暮らすあの人は大丈夫かな?と声をかけてみること。
日本語学習中のあの人には伝わっているかな?と連絡してみること。
そんなつながりをこのまちの中に作ること。
そんな「つながり」を目指して、今後の活動も行って参ります。
【市民協働のまちづくり活動応援補助金活用事業】ひがしひろしま防災×まちづくりプロジェクト 中間報告
言葉を使わないコミュニケーションゲームを楽しんでいます。こちらは第1回イベントの参加者の方に教えていただいた情報をもとに作成いたしました。私たちのイベントがより良いものになるように、参加者の方からも色々なご助言がいただけとても嬉しいです。
避難リュックを背負ってのリレーでは、どのくらいの重さでどの程度自由がきくのかを知ることができました。お子さんも全速力で走って参加してくれました。
防災ゲームをしている途中で、色々な色の葉っぱを集めて持って来てくれた男の子。オンラインでも対面でも、毎回、お子さん連れで参加してくださる方が複数いらっしゃいますが、避難所に持って行くものを考えるゲームでは、「お弁当!」「おしりふき!」など可愛い答えが聞かれます。家族で防災について話し合う機械にもなっているようで嬉しいです。
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