『アンネの日記』出版70周年記念ドキュメンタリー上映会を開催しました

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『アンネの日記』出版70周年記念ドキュメンタリー上映会を開催しました

迫害を逃れ、隠れ家で日記を書いた少女アンネ・フランク。自由、平等、平和に生きたいと願いアンネが綴った日記は今も、世界中の人たちの心を動かしています。

今年は、「アンネの日記」が出版されてちょうど70年。この節目に、ドキュメンタリー「アンネの日記 第三章~閉ざされた世界の扉」の上映会を開きました。

10代から70代まで、148名の方が参加してくださいました。

遠い時代のできごと、ではない。今の私たちの身の回りで起きていること、今の世界で起きていることをふりかえり考える時間となりました。

会場は立教大学!
とっても素敵なキャンパスにうっとりです。

東京新聞に紹介記事を載せていただき、当日朝からたくさんのお問い合わせを有り難うございました。

10代から70代まで148名の参加者をお迎えしました。

代表・石岡よりご挨拶

「ようこそ!」

今回の映画を通して、人に関心を向けないことによって多くの犠牲者が生まれ、悲惨な歴史が生まれてしまったことを知り、自分だけではなく他者の気持ちに寄り添うことが必要であることがわかりました。
(10代・高校生)

人間は人間に対してここまで暴力的になることができるのだという事実に寒気がすると同時に、自分の中にもそのような面があるのかもしれないと思うと、怖くなった。
(10代・大学生)

無意識に“上下”を感じつくってしまうのではなく、「助けてあげる」のではなく、「助け合う」「協力し合う」そんな考え方にシフトしなくてはと思いました。ドイツと日本は似ていると言われ、第二次世界大戦においては同じようにくくられることもあるけれど、そうカテゴライズして考えるのではなく、一人の人生がどうだったか、という視点をもって考えてみたいなと思いました。歴史から学ぶということを、学ぶだけでなく、どう今に生かすか、どこまで自分とリンクさせるか、自分はまだまったく考えられていないので、他者と共生するためにできることを考えたいです。
(20代)

差別は、一部の人が勝手に行うだけでなく、「大多数」の人たちの無関心な態度が、差別を助長させるのだと痛感しました。平和であるということは戦争放棄のみならず、差別も棄てることにつながると思います。
(20代)

今日の世界は難民受け入れに対する、消極的な姿勢、外国人排斥を掲げる保守政党の台頭、自らが幸せであれば良い、他国や他人に無関心、そういった流れが強い。このような事実や歴史をまず各々が認識していくことが、現代に生きる我々ができるまず第一歩であると思う。
(20代・大学生)

日本の戦争中にも言えますが、教育の恐ろしさを感じます。正しい情報を得、伝えていく力を大切にしたいです。
(50代)

差別、迫害は身近なものです。大きなものでは国籍、宗教、小さなくくりでは職業や住んでいる地域など…。自分自身におごりのないように生きていきたい。
(40代)

人間の中に誰しもが潜んでいると思われる、自分と同質を受け入れ、異質を拒絶する精神構造は、まずその存在を肯定することから、異質な人物にも同質の受け入れができるようになることを願っています。教育はその有効な解決方法と思います。
(60代)

次回の「アンネの日記 第三章~閉ざされた世界の扉」上映会は、7月2日(日)兵庫県西宮市のアンネのバラの教会にて。
https://www.facebook.com/annesrosechurch

皆さんの地域でも上映会を開いてみませんか。お気軽にお問い合わせください。
kokoro.org@gmail.comまで

アンネ・フランククイズにもぜひトライしてみてください。

こちらから

http://npokokoro.wixsite.com/annefrank/quiz